傷あとができる原因としてはケガ、やけど、ニキビ、毛包炎、手術、耳のピアス、帯状疱疹、BCG注射などが上げられます。 ケロイドは傷あとの範囲を超えて赤い盛り上がりが拡大し、痛みやかゆみが強く、治りにくいです。肥厚性瘢痕は赤い盛り上がりが傷あとの範囲に起こり、痛みやかゆみはありますが、ケロイドよりは症状が弱く、治療がよく効きます。
ケロイドは、遺伝によるケロイド体質の他、若い女性、妊娠、高血圧などが背景にある場合もあります。リスクのある場合は、早期の治療が望まれます。
保険診療を中心に、ステロイド(外用・局注・テープ剤)、トラニラスト内服等の治療を行っております。シリコンジェルシート(保険適応外)などによる保護も効果があります。ケロイドの状態や時期に応じて、治療を提案させていただいてます。